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趣味など。

気付いたら私生活にFINAL FANTASYがそばにいた話

FINAL FANTASY、略してFF。そのタイトルは幼少期の頃から既に有名で、 テレビCMでもよく宣伝されていた気がする。

小学生のときにガチャポン(カプセルトイ)かなんかのFF人形をいくつか持っていた。なぜ持っていたのかは覚えていないし、好きだった記憶もない。ただ単純に見た目がかっこいいから…とそんな気がしてならない。鮮明に覚えてるのは、金髪でトゲトゲ(ツンツン?)した髪型で黒か暗い紫の服を着た男の子の人形が気に入っていたということだ。(多分、FFVIIの主人公?)

テレビCMで覚えてるのは、「リアールなー世界にゆれてるかんーじょーぉう♪」と綺麗な女の子がマイクを持って歌ってるFFX-Ⅱの映像。FFX-Ⅱをプレイしたこともない学生時代のわたしはよくカラオケで歌ってた。倖田來未が歌う「real Emotion」が好きだったから。それが2003年で20年前ということに衝撃を隠せない。うそだろ…。

real Emotionより前の話だが、中学生時代に友人から面白いよと勧められ初代PlayStationFINAL FANTASY IX」のゲームソフトを借りたことがある。これが初めてのFF。FFゲームデビューである。

初めてスクウェア・エニックス(当時は合併前のスクウェア。)のRPGを体験したのがドラクエVII(初代PS)なのだがVIIのゲームソフトのパッケージを開いたら「ディスク2枚もあるの?」と戸惑った。なのにFFIXはその上をいくディスク4枚で、当時のわたしは「え、ドラクエより多くない?」と目を丸くした。ゲームといったら名探偵コナンの推理ゲームしかほとんど遊ばなかったわたしにとってそのボリューム量は衝撃的だった。そこから想像できると思うが初めてのFFで攻略本無しにクリアするのは大変だった。時間もかかった。この頃はスマートフォンが無い携帯電話の時代。定額のパケ放題サービスもまだ無い。そもそも当時の中学生で携帯電話を持っていたのは少数。家庭にパソコンが普及してきた時代とはいえ、攻略本がまだ主流で今のようにゲームの攻略方法をすぐに調べることは難しかったと思う。

それから時は流れ2021年。久々にドラクエシリーズ(XI)をプレイしたら更にRPGで遊びたい欲が湧き、Nintendo Switchでセールをしていた「FFVIII Remastered版」をなんとなくDL(ダウンロード)購入した。が、挫折した。※そのとき妊娠・出産を控えていて、クリアする前に自分の出産イベントでやめてしまったのだ。(エスタ大統領と会談し、ルナティックパンドラあたりでやめた。)

 

育児に追われること2022年12月。

イオンの抽選で購入したPlayStation5で好きなオンラインゲームを一人ちまちまと楽しんでいたのだが、今の環境的に思いきり遊ぶのは厳しいと考え直し、暫くはオフラインで遊ぶことにしようと決めた。そのきっかけを与えてくれたのが「FINAL FANTASY XV」だ。PSplusに加入者ならフリープレイ(無料)でできるため気軽に始められる。他にもフリープレイのゲームはたくさんあったのだが個人的に惹かれるものがなく、FFなら前述の通りプレイ経験もあるし遊んでみようとDLした。ゲームを開始したのは2023年2月初旬のことだった。詳しい感想はまた別の記事で書いてみようと思うが、VIIIのRemastered版から何作も飛んでFFXVをプレイしたらもはやわたしの知ってるFFでは無かった。良い意味で、だ。風景も建物も人間もなにもかも美しく描かれていて。たとえば、人間の瞳が揺れる感じがどことなくリアルで、まるで映画を観てるのではないかと錯覚しそうなほど。FFのゲーム経験が少ない上、PlayStationでゲームをするのがPlayStation2(高校生)振りで久しぶりだった自分にとってFFXVはとても新鮮で感動した。

 

こうして振り返るとFFは幼少期から身近にあったと気付かされる。小学生のときに持っていたFFの人形から始まり、real Emotion、友人から借りた初めてのFF(IX)、たまたま気が向いてプレイしたVIII、そして映像に魅了されたXV。二十数年かけてようやくFFの魅力に気付いた。FFとの出会いは必然だったのかもしれない。